スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【第50回】決算手続(6)「貸倒引当金(2)」

じっくり簿記 3級
【第50回】 決算手続(6) 「貸倒引当金(2)」




こんにちは。たいちろうです。

このメルマガも更新50回です。
最近は更新も遅くなっていて申し訳ございませんが、最後までお付き合いいただければ、と思います。

前回は、貸倒引当金の計上時、及び、実際に貸倒れが発生したときの仕訳を解説いたしました。

今回は、貸倒引当金の計上額より多くの貸倒れが発生してしまったときの仕訳を説明します。

貸倒引当金の計上額より多くの貸倒れが発生したとき
前回の例題49-2にて、実際に貸倒れが発生したときの仕訳を解説したと思います。

例題49-2の場合、貸倒引当金が6万円計上されている状態で、4万円の売掛金が貸倒れました。
仕訳は以下のようになります。

貸倒引当金 40,000 / 売掛金 40,000

この場合、6万円の貸倒引当金のうち、4万円を取り崩したので、貸倒引当金が2万円残っていると思います。


では、貸倒れが9万円だった場合はどうでしょう。
つまり、将来貸倒れるだろうと予測して貸倒引当金を6万円計上したが、それ以上の金額が貸倒れてしまった場合です。


例題50-1
以下の取引の仕訳を行いなさい。
得意先が倒産し、売掛金が9万円貸倒れた。
なお、貸倒引当金が6万円ある。


例題50-1 解答
貸倒引当金 60,000 / 売掛金 90,000
貸倒損失  30,000/


売掛金が9万円貸倒れたとのことなので、売掛金9万円を減少させます。(貸方に売掛金 9万円)

そして、貸倒引当金が6万円あるとのことなので、(9万円には足りないので) 6万円全額を取り崩すこととなります。

貸倒れた売掛金は9万円なのに、貸倒れに備えである貸倒引当金は6万円しかないため、差額の3万円は「貸倒損失」という費用の科目になります。


解答の仕訳を切る前のBS
第50回1


貸倒引当金が6万円あります。
(問題文に売掛金の情報はないので、200万円あると仮定しています)

解答の仕訳を切る前のPL
第50回2


(問題文にPLの情報がないので売上が400万円、仕入が180万円あると仮定しています)


解答の仕訳を切った後のBS
第50回3


仕訳通り、売掛金が9万円、貸倒引当金が6万円減少しています。



解答の仕訳を切った後のPL
第50回4


貸倒引当金6万円で補えなかった、3万円の貸倒損失がPLの費用として計上されます。


今回はここまでとします。

貸倒引当金の仕訳の解説としては以上となります。

・貸倒引当金より大きい金額が貸倒れた場合、足りない分は「貸倒損失」という費用の科目で計上する。

貸倒引当金の論点については、ここまでの解説だけでも簿記3級の試験に挑めると思います。

しかし、この貸倒引当金という手続きが何を目的としているかについて理解したほうが、実務的にも、簿記の理解を深めるためにもよいと思いますので、次回は貸倒引当金の処理の意味を解説しようと思います。

↓読み終わりましたら、クリックをお願いいたします(ブログランキング)

経理・会計・税金 ブログランキングへ

「じっくり簿記」はメルマガとしても配信しております。
以下のページにてメルマガ読者登録して頂ければ幸いです(無料)。
http://www.mag2.com/m/0001618938.html

スポンサーサイト

theme : 資格取得
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけ表示を許可する

07 | 2017/08 | 09
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

たいちろう

Author:たいちろう
簿記検定に合格するための講座です。
簿記の仕組みを理解して覚えられるように、じっくりと説明していきます。

相互リンク募集中!お気軽にご連絡下さい!


ご質問は以下のアドレスにお願いします。
jikkuri_boki@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。