スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【第33回】帳簿(3)「現金出納帳と当座預金出納帳」

じっくり簿記 3級
【第33回】 帳簿(3)「現金出納帳と当座預金出納帳」




こんにちは、たいちろうです。

前々回および前回で「仕訳帳」と「総勘定元帳」を解説いたしました。
これらは、「主要簿」と呼ばれる重要な帳簿でした。

今後説明する帳簿は、「補助簿」と呼ばれ、特定の科目、特定の取引のみに関係してくる帳簿です。

今回は、補助簿のうち、「現金出納帳」および「当座預金出納帳」を解説いたします。

現金出納帳
現金出納(すいとう)帳とは、その名の通り、現金の出し入れを管理する帳簿です。

商売を行うにあたり、キャッシュの残高を把握しておくことは非常に重要です。
そこで、取引があるごとに現金の出し入れを記録し、その時点の残高がいくらあるかを把握するために、
現金出納帳という補助簿を作って管理します。

以下、現金出納帳のフォーマットです。

第33回1

非常にシンプルな帳簿であり、事例を一つ見れば、どのような使い方をするのかも理解できると思います。


練習問題 33-1 以下の取引について、それぞれ、現金出納帳に記帳しなさい。
ただし、前期からの繰り越しが50万円ある。(期首は平成26年4月1日である)


4月10日 A商店から 30万円分の商品を仕入れた。対価は現金で支払った。
4月15日 B商店に対して、40万円分を売り上げ、対価を現金で受け取った。
4月18日  株式会社Cから消耗品を10万円で購入した。対価は現金で支払った。
4月25日 B商店に対して、20万円分を売り上げ、対価を現金で受け取った。

例題31-1 解答

第33回2

基本的に、やるべきことは以下の通りです。

・前月末の残高(=当月初の残高)を「前月繰越」として「収入」の欄に記入する。
・各取引について日付と摘要を記入する。
・各取引について現金が増加したら「収入」の欄に金額を入れる、現金が減少したら「支出」の欄に金額を入れる。
・取引後の残高を各行ごとに計算して記入する。
・当月末の残高(=来月初の残高)を「時月繰越」として「支出」の欄に記入する。

また、最後に「収入」の合計と「支出」の合計が一致していることを確かめていますが(最後の行の2つの「110」)、
これが一致していなければ、どこかで記入もれがあるということなので注意してください。

当座預金出納帳
当座預金出納帳も、その名の通り当座預金の出し入れを管理する帳簿です。

当座預金出納帳と現金出納帳の記帳方法は、一部の点を除き、同じです。

第33回3



現金出納帳のフォーマットに「小切手番号」の欄と、「借/貸」という欄が追加されています。

また、「収入」「支出」の欄が、「預入」「引出」になっていますが、これは名前が違うだけで用途は同じです。

まず「小切手番号」について、小切手を受け取った、もしくは小切手を振り出した時にも当座預金を増減させます。
(詳細は第7回 現金関連(3)「当座借越」「当座預金」 を参照)


具体的には、簿記上は小切手を受け取ったら(銀行に換金しに行かなくても)当座預金を増加させることになります。

また、小切手を相手に渡した際にも簿記上は当座預金を減少させますが、実際の当座預金の残高が減少するのは、相手が小切手を銀行に持って行って換金した時になります。

すなわち、小切手を使うと、帳簿上の当座預金の残高と、銀行口座の当座預金残高が一致しなくなることがあるのです。

よって、小切手を使った取引は、「小切手番号」を記載し、帳簿と実際の口座残高が一致しない可能性があるということをわかるようにしておくのです。

一方、「借/貸」という欄ですが、当座預金は一時的に残高がマイナス(当座借越)になることがあります。(詳細は第7回 現金関連(3)「当座借越」「当座預金」 を参照)
プラスの残高の時は「を、マイナス残高(当座借越)の時は「を記入する、という使い方をします。



例題33-2 以下の取引について、それぞれ、当座預金出納帳に記帳しなさい。
ただし、前期からの繰り越しが100万円ある。(期首は平成26年4月1日である)


4月5日 A商店から 90万円分の商品を仕入れた。対価は当座預金から振り込んで支払った。
4月12日 B商店に対して、50万円分を売り上げ、対価を小切手で受け取った。(小切手番号「10」)
4月16日  株式会社Cから100万円分の商品を仕入れた対価は小切手を振出して支払った。(小切手番号「20」)
4月27日 B商店に対して、60万円分を売り上げ、対価は当座預金に振り込まれた。

例題33-2 解答

第33回4


基本的には現金出納帳の記帳方法と同じです。
以下の当座預金出納帳特有の点だけ注意してください。

・小切手を使った取引(4月12日と4月16日)には小切手番号を記入する。
・当座預金の残高がマイナスになったとき(4月16日)は、「借/貸」を「貸」にする。(
それ以外は「借」)

以上で、現金出納帳及び、当座預金出納帳の解説を終わります。

次回は商品の在庫数を管理する、「商品在高帳」を解説いたします。

帳簿の問題は、(総勘定元帳以外は)今回の現金出納帳や当座預金出納帳のように、なんとなく解けるようなものばかりですので、あまり覚えるために労力を割かなくても問題ないと思われます。

覚える努力をすべきは、最後に学習する「決算手続」ですので、覚える労力はそこで使ったほうがよいと思われます。


↓読み終わりましたら、クリックをお願いいたします(ブログランキング)

経理・会計・税金 ブログランキングへ



「じっくり簿記」はメルマガとしても配信しております。
以下のページにてメルマガ読者登録して頂ければ幸いです(無料)。
http://www.mag2.com/m/0001618938.html
スポンサーサイト

theme : 資格取得
genre : 学問・文化・芸術

comment

管理者にだけ表示を許可する

09 | 2017/10 | 11
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

たいちろう

Author:たいちろう
簿記検定に合格するための講座です。
簿記の仕組みを理解して覚えられるように、じっくりと説明していきます。

相互リンク募集中!お気軽にご連絡下さい!


ご質問は以下のアドレスにお願いします。
jikkuri_boki@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。