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【第25回】その他仕訳(5)「未払金」「未収金」

じっくり簿記 3級
【第25回】 その他仕訳(5)「未払金」「未収金」




こんにちは。たいちろうです。

今回から、お金の受け渡しのタイミングによって計上される各科目「未払金と未収金」「前払金と前受金」「仮払金と仮受金」について解説いたします。
どれも現金預金と関係するものであり、売掛金や買掛金に近いものです。(特に「未払金」と「未収金」)


今回はこれらの内、「未払金と未収金」を説明します。

未払金
未払金とは、その名の通り、未払いのお金を指します。
後でお金を支払わなければならない状況であり、「買掛金」と同じものです。

買掛金と未払金の違いは「商品の仕入」の対価であるかどうかです。

商品の仕入の代金を後で払う場合は「買掛金」を使用し、それ以外(固定資産やその他雑費)の代金を後で払うという場合は「未払金」を使用することになります。

未払金は負債の科目であり、増加したら貸方、減少したら借方に計上します。

未払金の増加
(借方)・・・ /(貸方) 未払金 ×××

未払金の減少
(借方)未払金××× /(貸方) ・・・



例題25-1消耗品を5万円で購入した。(代金は翌月に支払う)
(消耗品は「消耗品費」を使用すること)


例題25-1 解答 (借方)消耗品費5 /(貸方) 未払金 5 (単位:万円)


例題25-1について、仕訳自体は簡単なので、詳細な解説は省略します。
(もしわからない場合は第9回の買掛金の解説をご参考ください)

もしこれが、消耗品ではなく商品の仕入であれば

(借方)仕入 5/(貸方) 買掛金 5
となります。




練習問題25-1 先月購入した消耗品の代金5万円(未払金で計上している)を普通預金から支払った。

練習問題25-1 解答 (借方)未払金 5 /(貸方) 普通預金 5


未払金を支払ったことにより、未払金が減少し、同時に普通預金も減少しています。
こちらも買掛金の回の解説を参考にしてください。


未収金
未収金は、その名の通り、まだ受け取っていないお金、後でお金を受け取る権利を意味する科目です。
つまり、売掛金のようなものです。

商品の売り上げの代金を後で受け取る場合は「売掛金」を使用し、それ以外のものについては「未収金」を使用することになります。

未収金は資産の科目であり、増加したら借方、減少したら貸方に計上します。

未収金の増加
(借方)未収金××× /(貸方) ・・・

未収金の減少
(借方)・・・ /(貸方) 未収金 ×××




例題25-2 他社の業務を1日だけ手伝ったところ、3万円の日当を受け取ることになった。
(収益は「雑収入」で計上する) 代金の受け取りは翌月になる。


例題25-1解答 (借方)未収金3 /(貸方) 雑収入  3 (単位:万円)


3万円を後で受け取る権利が発生したので、借方に未収金3万円を計上しています。

もしこれが商品の売り上げであったら、

(借方)売掛金3/(貸方) 売上  3 (単位:万円)
という仕訳になります。



練習問題25-2 他社より、未収金として計上していた3万円が普通預金口座に入金された。


練習問題25-2解答 (借方)普通預金3 /(貸方) 未収金  3 (単位:万円)

こちらも未収金を回収した際の仕訳であり、簡単な仕訳のため解説は省略します。

今回は以上です。

今回は簡単な仕訳であり、かつ買掛金や売掛金と似ているため、BSとPLを例示しませんでした。
余裕があれば、仕訳を切る前と仕訳を切った後のBSとPLを各自で作成してみてください。

要点は以下のとおりです。

・お金を後で支払うときは未払金、後で受け取るときは未収金を計上する。
・未払金は買掛金と同じ仕訳、未収金は売掛金と同じ仕訳となる。
・商品に係るものは買掛金・売掛金、そうでなければ未払金・未収金


次回は「前払金と前受金」について解説いたします。

次回以降、現金のやりとりに関するその他の科目(「前払金」「前受金」「未収金」「未払金」など)を解説いたします。

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【第24回】その他仕訳(4)「税金」

じっくり簿記 3級
【第24回】その他仕訳(4)「税金」




こんにちは。たいちろうです。

今回の講座は、「その他仕訳(4)」ですが、「その他仕訳」は(9)まであります。(予定)
その他仕訳が終わったら、簿記の実際の「帳簿」の記帳方法、そして最後に「決算」を学習して、簿記3級講座は修了となります。


今回は「税金」の処理について解説いたします。

一口に税金と言っても様々な種類があります。
簿記検定で出題されるものとしては以下のようなものがあります。

①不動産を所有することでかかる「固定資産税
②契約書等を作成する際にかかる「印紙税
③稼いだお金に対してかかる「所得税」(国に治める税金)
④稼いだお金に対してかかる「住民税」(地方自治体に治める税金)

などがあります。(これ以外にも様々な税が存在します)

しかし、簿記検定において重要なのは、これらの税金が「費用になる」か「費用にならない」かを知っておくことです。

費用になる税金
税金が「費用になる」というのは、すなわち、今まで学習してきた仕入や減価償却費などのように、PLの費用となるということです。

例えば、先述の①固定資産税 と ②印紙税費用になる税金です。

これらの税金が発生した場合、「租税公課(そぜいこうか)」という費用の科目で計上します。

費用となる税金が発生した場合の仕訳は以下の通りです。

(費用となる)税金の支払
(借方)租税公課 ×× /(貸方) ・・・





例題24-1 固定資産税として30万円を当座預金口座から支払った。

例題24-1 解答 (借方) 租税公課 30 /(貸方) 当座預金 30


仕訳自体は難しくないと思います。
「費用になる」の意味を説明するために、本問のBS,PLを作成します。

例えば、例題24-1の仕訳を切る前のBS,PLが以下のようになっていたとします。
仕訳を切る前のBS
第24回1


仕訳を切る前のPL
第24回2


そこで、固定資産税30万円を当座預金から支払ったという仕訳を追加すると以下のようになります。
仕訳を切った後のBS
第24回3


仕訳を切った後のPL
第24回4


このように、仕訳を切る前は利益は50万円であったのが、租税公課という費用が入ったため利益は20万円に減少しています。

このように、「費用を計上する」ということは、利益の金額を減少させることにつながります。

費用にならない税金
一方で、「費用にならない税金」というのは、その名の通りPLの費用の部に入りません

先述の例では③所得税 と ④住民税がこれに該当します。
仕訳としては以下のようになります。

費用とならない税金の支払
(借方)資本金 ×× /(貸方) ・・・


費用ではなく、資本金のマイナスとして計上します。

ちなみに、第21回(資本金)の講座で解説した通り、資本金の減少の場合は資本金の代わりに「引出金」で処理することもありえます。問題分の指示に従って使い分けてください。


例題24-2 所得税30万円を当座預金口座から支払った。
例題24-2 解答 (借方) 資本金 30 /(貸方) 当座預金 30


例題24-1と同様、仕訳自体は難しくないので、「費用にならない」の意味を説明するために、仮のBS,PLを作成します。

仕訳を切る前のBS
第24回5

仕訳を切る前のPL
第24回6


所得税30万円を当座預金から支払ったという仕訳を追加すると以下のようになります。

仕訳を切った後のBS
第24回7


仕訳を切った後のPL
第24回8


BSの「資本金」が減少しています。
一方で、PLの費用にならないため利益には影響がありません

例題24-1と例題24-2のPLを見比べるとわかりますが、支払った税金が費用になるかならないかで、利益の金額が変わってきます


事業と関係ない税金
固定資産税などは費用(租税公課)として計上する、と説明しましたが、それはあくまで事業を営む上で必要な部分だけです。

事業とは関係ない部分の税金を支払った場合は、費用(租税公課)ではなく、資本金のマイナス(または引出金)として計上します。(所得税の処理と同じです)


練習問題24-1 建物の固定資産税50万円を現金で支払った。この建物のうち、70%は事業用として使用しているが、30%は自宅として使用している。


練習問題24-1 解答 (借方) 租税公課 35 /(貸方) 現金 50
資本金  15/



固定資産税は費用になる税金なので、支払った金額を租税公課として計上することになります。
しかし本問では、固定資産税を払う原因となっている建物について、事業用としての部分とプライベートな部分(自宅)に分かれています

この場合、費用として計上できるのは事業として使用できる部分(50万円×70%=35万円)のみとなります。
自宅部分の固定資産税15万円は、事業として必要な費用とは認められません。

つまり、(第21回(資本金)の講座で解説した)事業用の口座のお金を私的な用途で使ったということで、資本金のマイナスとして計上します。

以上で税金の仕訳の解説を終わります。

今回の要点は以下の通りです。

・税金には「費用になる税金(固定資産税、印紙税等)」と「費用にならない税金(所得税、住民税等)」がある
・費用になる税金の仕訳は 
(借方)租税公課 ×× /(貸方) ・・・

・費用にならない税金の仕訳は
(借方)資本金(または引出金) ×× /(貸方) ・・・



次回以降、現金のやりとりに関するその他の科目(「前払金」「前受金」「未収金」「未払金」など)を解説いたします。

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【第23回】その他仕訳(2)その他仕訳(3)「商品券」

じっくり簿記 3級
【第23回】その他仕訳(3)「商品券」




こんにちは。たいちろうです。

今回は「商品券」について解説いたします。

商品券の取引というマイナーな出来事を簿記の入門である3級で扱うのはどうかと個人的に思いますが、出題範囲に含まれており、時々出題もされているので、残念ですがしっかり学習したほうがよいと思われます。

商品券の種類
商品券とは、例えば、クオカードや図書券、ギフトカードなどです。
つまりお金を先払いして、後でその券と引き換えにモノを買うことができるというものです。

ここで、簿記において、商品券は以下の2つのパターンに分けて処理します。

<1>他の店(会社)が発行した商品券
<2>自分の店(会社)が発行した商品券

それぞれ全く違う処理になるので、検定試験で出題されたら、どこが発行している商品券なのかに注意してください。

<1>他店商品券
まず<1>他の店(会社)が発行した商品券について説明します。

他の店が発行した商品券、つまり、上述のようなクオカードや図書券、ギフトカードなどを、お客さんが代金として使用してきた場合、「他店商品券」という資産の科目で計上します。

他店商品券は資産なので増加したら借方、減少したら貸方となります。

他店商品券の増加
(借方) 他店商品券 ××× /(貸方) ・・・

他店商品券の減少
(借方)・・・ /(貸方)他店商品券 ×××




例題23-1 雑貨屋である当店において、顧客が20万円の商品を購入し、代金を大手のデパートが発行するギフトカード(他店商品券)にて受け取った。
例題23-2 売上代金として受領した20万円分のギフトカード(他店商品券)について、発行した会社に請求し、当座預金に振り込みを受けた。


例題23-1解答 (借方)他店商品券 20 /(貸方)売上  20
例題23-2解答 (借方)当座預金   20/(貸方)他店商品券  20


例題23-1について、売上代金を(他店の)商品券で受け取った場合の仕訳となります。
もしこれが、商品券ではなく現金であれば、仕訳は

(借方)現金 20 /(貸方)売上 20

となります。
しかし、今回は現金ではなく、商品券で受け取っているので借方は他店商品券となります。

また、例題23-2は、代金として受け取った他店商品券はそのまま所持していてはただの紙なので、発行した会社に代金を請求している仕訳になります。

持っている他店商品券20万円について請求し、現金20万円の支払いを受けたので、他店商品券が減少(貸方)し、現金が増加(借方)しています。

以下、本問のBSとPLです。

例題23-1の仕訳を切った後のBS
第23回1

例題23-1の仕訳を切った後のPL
第23回2


例題23-2の仕訳を切った後のBS
第23回3


他店商品券が減少し、当座預金が増加しています。
例題23-2は、資産が変わっただけなのでPLへの影響はありません。

余談ですが、他店商品券は、(取引の形は違いますが)売掛金や受取手形の仕訳と似ています。
(例) 20万円の売上代金を掛けにした場合の仕訳

売上時 :(借方)売掛金 20/(貸方)売上  20
代金回収時:(借方)当座預金   20/(貸方)売掛金 20



<2>自社が発行した商品券
自社がデパート等であり、<2>自社で商品券を発行している場合は、<1>他店が商品券を発行している場合とはまったく仕訳が異なります。

自社が商品券を発行するということは、まずお客さんから先にお金を受け取ることになります。
この時、計上する科目は「商品券」という科目になります。

すなわち、お金を先に受け取っており、後でお客さんに商品を引き渡さなければならない義務が発生したということであるので、自社が発行した商品券は負債の科目となります。


商品券の増加の仕訳
(借方)・・・ /(貸方)商品券 ×××

商品券の減少
(借方) 商品券 ××× /(貸方) ・・・



商品券は負債の科目なので増加したら貸方、減少したら借方に計上します。


例題23-3 商品券30万円分を発行し、現金で30万円を受け取った
例題23-4 商品20万円を売り上げた。対価は自社が発行した商品券で受け取った。


例題23-3解答 (借方)現金 30    /(貸方)商品券  30
例題23-4解答 (借方)商品券   20/(貸方)売上     20



例題23-3では、お客さんに商品券を引き渡し、現金を受け取っています。
ここで混乱しがちなのが、お金を受け取っているのだから売上ではないかと勘違いしてしまうことです。

商品券はあくまで、後でお客さんが商品を買う際に支払うお金を先に受け取っているだけであって、商品の売り上げそのものではありません

よって商品券を発行した際には売上は計上しません。

例題23-3の仕訳を切った後のBS
第23回4


資産に現金30万円、負債に商品券30万円が計上されました。
両方ともBSの科目であるため、PLには影響しません。

この商品券30万円は、後で30万円分の商品を引き渡さなければならない義務(負債)を表しています。

一方、例題23-4では、20万円の売り上げが発生していますが、お客さんから現金ではなく商品券を受け取っています。

売上が20万円発生(貸方)していることに伴い、商品を引き渡さなければならない義務(負債)である商品券も20万円分減少(借方)します。

例題23-4の仕訳を切った後のBS
第23回5


商品券20万円が減少して、残り10万円になっています。
現金には影響がなく、30万円のままです。

例題23-4の仕訳を切った後のPL
第23回6


売上20万円がPLに計上されています。
対価が商品券であっても、売上であることには変わりありません。

商品券及び他店商品券についての基本的な処理は以上です。

商品券の精算
以下、応用問題として、「商品券と他店商品券の精算」を解説いたします。

デパートが発行した商品券は、様々なお店で使用できる場合があります。

例題23-3では、自社が発行した商品券を、お客さんが自社のお店で商品を買ってくれた場合を想定していましたが、発行した商品券を他店で使用されるということもありえます。

その場合、自社が保有している他店商品券と、他社が保有している自社の商品券を交換し、相殺することがあるそうです。

他店商品券と自社の商品券が同じ金額であれば相殺して終わりですが、もし差額があれば現金や預金を支払って(or 受け取って)決済をします。


練習問題23-1 Aデパートは商品40万円を売り上げ、対価として他店の商品券を受け取った。
練習問題23-2 Aデパートは商品券を50万円を発行し、代金を現金で受け取った。
練習問題23-3 Aデパートは商品30万円を売り上げた。対価として、自社の商品券を受け取った。
練習問題23-4 Aデパートは、保有している他店商品券40万円と、自社が発行した商品券20万円を交換した。差額は現金で精算した。


練習問題23-1解答 (借方)他店商品券 40/(貸方)売上    30
練習問題23-2解答 (借方)現金   50/(貸方)商品券    50
練習問題23-3解答 (借方)商品券   30/(貸方)売上     50
練習問題23-4解答 (借方)商品券    20/(貸方)他店商品券     40
      現金    20/



練習問題23-1から練習問題23-3までの仕訳は例題の数値を変えただけであるため、解説は省略します。
以下、練習問題23-3までの仕訳を反映させたBSとPLです。

練習問題23-3までの仕訳を反映させたBS
第23回7


練習問題23-3までの仕訳を反映させたPL
第23回8


さて、練習問題23-4において、自社が保有する他店商品券40万円と、他社が保有する自社の商品券20万円を交換しています。
(Aデパートが発行した50万円の商品券のうち、30万円がAデパートで使用され、残り20万円は別の店で使用されたということが推測されます)

他店商品券は資産であり、減少する場合は貸方に計上します。
また、自社の商品券は負債であり、減少する場合は借方に計上します。

よって、仕訳は以下のようになります。

(借方)商品券   20/(貸方)他店商品券     40

しかし、これでは貸借が一致しません。

というより、Aデパートが他店商品券(資産)を40万円渡しているのに、自社の商品券(負債)が減少するのが20万円では不公平です。
よって、差額の20万円を現金で受け取ることになります。

よって、最終的な練習問題23-4の仕訳は以下の通りになります。

 (借方)商品券    20/(貸方)他店商品券     40
現金    20/


以下、練習問題23-4のBSです。

練習問題23-4を切った後のBS
第23回9


資産の他店商品券40万円と、負債の商品券20万円が減少して0円になり、現金20万円が増加しています。

ちなみに練習問題23-4の仕訳はすべてBSの科目であるため、PLへの影響はありません。

以上で商品券の説明を終わります。

今回の要点は以下の通りです。


・他店商品券は資産、自社が発行した商品券(「商品券」)は負債
・他店商品券は売掛金や受取手形と同様に、売上の対価として借方に計上する。
(借方)他店商品券  ××/(貸方)売上     ××
・商品券は負債に計上し、売上が上がった際に減少させる。
(借方)商品券  ××/(貸方)売上     ××
・自社の商品券と他店商品券を相殺する場合、差額を現金や預金で精算する。
(借方)商品券    20/(貸方)他店商品券     40
現金    20/


以上です。次回は「税金」の処理について解説いたします。

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【第22回】その他仕訳(2)「借入金」「貸付金」「利息」

じっくり簿記 3級
【第22回】その他仕訳(2)「借入金」「貸付金」「利息」




こんにちは。たいちろうです。

簿記3級の検定試験は年3回あり、かつ受験料も2,500円程度となっており、お手軽な試験であるので、自信がなくともとりあえず受けてみることをオススメします。

仮にわからない論点があっても、わかる部分から埋めていけば意外と点数を稼げるので、知識を完璧にして臨む必要はないのです。どんどんトライしてみましょう。


今回は銀行などからお金を借りたり、逆に誰かにお金を貸したりした場合の処理を説明します。

借入金と貸付金

借入金と貸付金自体の仕訳は非常に簡単です。

借入金は負債なので、増加したら貸方に計上します。
また、返済をして減少したら借方に計上します。

借入金の増加
(借方)・・・ /(貸方)借入金 ×××

借入金の減少
(借方) 借入金 ××× /(貸方) ・・・



一方、貸付金は資産であり、増加したら借方に計上します、
貸付金が減少した(お金を返してもらった)時は貸方に計上します。

貸付金の増加
(借方) 貸付金 ××× /(貸方) ・・・

貸付金の減少
(借方)・・・ /(貸方)貸付金 ×××




例題22-1 銀行から現金1,000万円を借り入れた。
例題22-2 銀行から借りていた1,000万円を現金で返済した。


例題22-1 (借方)現金 1,000 /(貸方) 借入金 1,000
例題22-2(借方)借入金 1,000 /(貸方) 現金  1,000


シンプルなので、特に説明は不要と思います。
以下、本問のBSです。

例題22-1の仕訳を切った後のBS
第22回1


例題22-2の仕訳を切った後のBS
第22回2




練習問題22-1 取引先に現金1,000万円を貸付けた。
練習問題22-2 取引先から貸付けていた1,000万円を現金で回収した。


練習問題22-1 (借方)貸付金 1,000 /(貸方) 現金  1,000
連取問題22-2 (借方)現金 1,000 /(貸方) 貸付金 1,000



こちらも簡単なので特に解説はいたしません。

以下、本問のBSです。
(前提条件として、貸付の前に1,500万円を所持していたと仮定しています)
仕訳を切る前のBS
第22回3


練習問題22-1の仕訳を切った後のBS
第22回4

仕訳の通り、現金1,000万円が減少して貸付金が1,000万円増加しています。

練習問題22-2の仕訳を切った後のBS
第22回5

貸付金1,000万円が減少し、現金が1,000万円増加しています。

借入金、貸付金の利息
お金の貸し借りには「利息」がつくものです。

借入金の利息の支払いは「支払利息」、貸付金の利息の受け取りは、「受取利息」というPLの科目で計上します。

支払利息は費用の科目で、受取利息は収益の科目です。

支払利息が発生した時の仕訳
(借方) 支払利息 ××× /(貸方) ・・・


受取利息が発生した時の仕訳
(借方)・・・ /(貸方)受取利息 ×××



例題22-3 銀行より現金1,000万円を借入れており、その利息を現金で支払った。
なお、利率は年2%、借入の期間は6か月である。


例題22-3 解答 (借方)支払利息 10 /(貸方) 現金  10


科目について、借入金の利息という費用を計上するので、借方に支払利息を計上し、一方で現金を支払っている(現金が減少している)ので、貸方に現金を計上します。

金額について、1,000万円の年利2%は20万円ですが、本問では期間が6か月となっているため、

1,000万円×2%×6か月/12か月=10万円

という計算になります。(月割りが必要)

以下本問のBSとPLです。
前提として、資産は借入金による現金1,000万円のみと仮定しています。

仕訳を切る前のBS
第22回6


仕訳を切った後のBS
第22回7


現金10万円が減少し、990万円となっています。


仕訳を切った後のPL
第22回8

支払利息は費用であるためPLに計上されます。



練習問題22-3 取引先に1,000万円を貸し付けていたが、それに対する利息を現金で受け取った。
なお、利率は年利3%、貸付の期間は10か月である。


練習問題22-3 (借方)現金 25 /(貸方) 受取利息  25


科目について、貸付金の利息という収益を計上するので、貸方に受取利息を計上し、一方で現金を受け取っている(現金が増加している)ので、借方に現金を計上します。

金額について、1,000万円の年利3%は30万円ですが、本問では期間が10か月となっているため、

1,000万円×3%×10か月/12か月=25万円

となります。(月割りが必要)

以下、本問のBSとPLです。
前提として、取引先に対する貸付金1,000万円の他、現金500万円を保有していると仮定しています。
仕訳を切る前のBS
第22回9

仕訳を切った後のBS
第22回10

現金25万円が増加しています。

仕訳を切った後のPL
第22回11

受取利息25万円がPLに計上されます。

以上で借入金、貸付金および利息についての解説を終わります。

利息の計算は、月割りにすることを忘れがちになるので注意しましょう。
今回の要旨は以下の通りです。

・借入金は増加したら貸方、減少したら借方
・借入金の利息は支払利息という費用(発生したら借方)
・貸付金は増加したら借方、減少したら貸方
・貸付金の利息は受取利息という収益(発生したら貸方)
・利息の計算は、月割りする


次回は「商品券」の処理について解説いたします。

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